夜間中学・ネパール人の女の子の学びから

きょうのネットニュースの上位に

大阪市守口市立さつき学園の夜間学級の卒業生の

記事が出ていた。

www.sankei.com

彼女はネパール人。女だからの理由で学校よりも

家事や労働ばかりを強要される日々を生まれる前から

当然の如く過ごし続けた。

しかし父親が出稼ぎ先のインドで女性が学校で学ぶことが

当たり前になっていることに衝撃を受け、

その娘、シリザナ・チャニセさん(22)に9歳の時に

進学させるようになったという。

しかし親族はシリザナさんに結婚を強要した。

シリザナさんはパーティーをして、きれいな服を着て

おいしいものを食べられるのが結婚だと思ったが

それに待ったをかけたのはやはり父親のプルナさんだった。

自分の妹も11歳で結婚し13歳で出産した時に

亡くなっていたことからだった。

プルナさんは日本で働くようになり、シリザナさんを呼び寄せたの

は2015年4月。18歳になる頃だが、ホテルのベッドメーキング

のアルバイトをしても言葉がわからないために絶望の時間を

送り続けたころにプルナさんが営んでいた店の常連客が

守口市のさつき学園に夜間学級があることを教えてくれた

ことからシリザナさんは「あいうえお」から日本語を

学び直し、卒業後は府立門真なみはや高校に進学。

今年は3年に進級し、卒業後は大学に進学し、国際関係を学び

同じ母国の学校で学びたい子供たち、特に女子のために学校を建て

先生になりたいと夢はふくらむ。

 

12日に松戸・森のホールで公演する

東葛合唱団「はるかぜ」の30周年記念コンサート

の音楽劇「虹色のえんぴつ」では

自主夜中の行事の一つに「北斗祭」があることを

舞台の一幕に入れている。

そこではお国の言葉紹介コーナーがあり、

「ニイハオ!」「アンニョンハセヨ!」などのはさんで

ネパールのあいさつ「ナマステ!」も出てくる。

自主夜中や公立の夜中は日本人のみならず

日本に生活の糧と自由と人権をもとめて

海を渡る外国人のためにも必要な存在になっていること

も知ってほしい。

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5月10日毎日新聞千葉面より

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5月10日付東京新聞朝刊千葉中央面より

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