多くなり過ぎた新聞の切り抜き(スクラップブック)を
整理したら、一枚の小さなビラを見つけた。
ヘイトスピーチはなぜいけないのかを説明する内容で
マンガ仕立てになっていた。
このマンガはネットでヘイト書き込みを真に受けている
高校生の高田君(日本第一党党首と同じ!)が
突然あらわれた「あんちふぁたん」ちゃんに説得されて
最後は「ゴメンよ・・・・」とハッピーエンドで終わる
ストーリーになっている。
留学生が白人仕立てになっているが「ワンさん」と
設定されていて、元は肌の色と同じなのに
どうして差別されなければいけないのと
高田君にからむ所もいいアクセントになっている。
(最もヘイト側もそれをマネしてアカウントに萌えキャラ
を使って誘導戦術をするようになってしまったのだが。)
このビラは、初めて反ヘイトスピーチデモに参加した時に
スタート地点(新宿中央公園)でもらった記憶がある。
2013年9月22日のこと。
東日本大震災から2年しかたっていないのにもかかわらず
在日韓国・朝鮮人に対する差別(ヘイト)が激しくなったのを
新聞記事で知って居ても立っても居られない気持ちで
この行動に参加したのだった。
デモは大成功に終わり、翌年も継続したことで
世論を大きく動かし
ヘイトスピーチ対策法が施行されたのは2016年6月になる。
しかしまだまだヘイトデモは全国各地で小規模ながら
続いている。ネットでの攻撃もおさまらない。
差別をなくすための動きは
これからも止めることは許されない。
とここまで書いたら、
「『韓国人が嫌いだ』韓国の空港で酒に酔い暴言、厚労省課長を更迭 」
という最新ニュースがネットから。これも政府の本音と受けとめた
ほうが良さそうだ。まったくもって情けない。