銚子電気鉄道はいま(後編)

銚子電気鉄道(銚電)の旅で途中下車した犬吠駅

最初に探し求めたのは話題になった「まずい棒」。

売店ですぐ目にすることが出来たが、

なんと15本入りを一袋にまとめて売っていた。

これは予想外だった。

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まずい棒をバラにして一個分で撮影

帰宅してから家族と話したが、あの「うまい棒」も

1本あたりの単価は安い。バラで売っても利益に

なりにくい。だからこういう風にしたのではないか。

お土産品として売っているのだからと。

確かにそうかもしれないと納得した。

ちなみに「ぬれ煎餅」もこの駅では

こわれや半端な品も6~8枚で一袋にして売っていて

600円。2、3袋をまとめて買うと割引になることで

けっこうこっちを買う人も多かった。

もちろん1枚売りもしてくれるし、

またぬれ煎餅入りのアイスクリームや

ぬれ煎餅風味の揚げせんべいやなんと「濡れカステラ」

というお菓子まで売っていた。

さらに駅の中にはなんとまずい棒の神社まで設けられている

からまさにホントの神頼みというわけか。

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駅舎の外では、かって観音駅で売っていたたい焼きの売店が移っていて

揚げたこ焼きもメニューに加わっていた。

カスタードクリーム入りのたい焼きを買って食べる。

中身も皮にも満足。値段は100円。

この駅もネーミングライツで「OTS犬吠埼温泉」がついた。

OTSとは(株)沖縄ツーリストの略称で

「ワン・ツー・スマイル」の意味も兼ねている。

駅舎の造りが南国のリゾートのようなイメージがあるから

それが縁になったのかもしれない。

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そのためか売店に沖縄の天然水やスパムの缶詰も売っていたが

その一方でサツマイモ(べにはるか)や地元名産キャベツや人参の

袋売りを見かけるとやっぱり千葉なんだよなといった

感慨が出てくるのもしょうがない。

駅の真向かいには回転寿司もある魚料理の店や踏切を渡った道沿いに

コンビニもある(もっと東へ行けば地球が丸く見える丘展望館がある)

から周辺もけっこう便利になっている。

銚電の収益確保のためみんな懸命にがんばっているのがよくわかった。

(明日につづく)

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外川駅駅名標。ありがとうの上にタイ語訳、コップンクヮーが貼ってあった)

www.choshi-dentetsu.jp