先場所から8連敗になり、進退まで苦しい状況に追い込まれた。
本人にしてみればベストの体でこの場所に臨んでいるだけに
良い結果に恵まれないのはどれほどのプレッシャーが掛かっていること
だろうか。取組後、部屋で1時間半も話し合いをしたというが
結論については報道陣に語らなかったという。
聞いていてこちらも胸が苦しくなる。
「報道ステーション」では沖縄・辺野古基地建設の住民投票をめぐって
自らの住む自治体が不参加を決めたことに対して、代表を務める元山仁士郎氏
が宜野湾市役所前で抗議のハンガーストライキを始めたというニュースを伝えていた。
全県に渡る署名活動が実を結びながらも「投票の結果次第では普天間基地が
固定化する恐れがある」という市議会や市長の理由に対して
「僕たちの投票する権利を奪わないで」と。
これにも胸がきつくなるほどの苦しさを覚える。
投票をやらないうちから住民の意見を勝手に決めつける自治体の身勝手さには
腹がたつほどの怒りさえ思わずにはいられない。
ハンガーストライキといえば安保関連法案(戦争法)の改悪を巡って
学生たちが国会前で実際に行動していたことを思い出す。2015年8月27日
のことだった。
国会前が約12万人以上(主催者発表)の人間が取り囲む事態に発展したのは
それから3日後のことだった。
この法案は結果的に強行採決されて施行されたが、その記憶がいま世間から風化されつつあるのには胸が苦しくなるどころか常に怒り狂うことばかりである。