松戸アートラインプロジェクト2010終わる(9)

人気ブログランキングへ
アートラインプロジェクトの見物も、いよいよ最後の会場へ。
伸和ビルから、稲葉邸ガレージに行くころには
日も暮れはじめていた。
図書館から近くの方にある
「都市のカタログ」(毛原大樹)では、いきなり
サイドカーがついた大型バイクがお出迎えだ。

その後ろにはラジオが吊るしてあった。
ガレージの中はラジオのスタジオ風になっていて、
ここにもブラウン管テレビが。

映っていたのは、スタジオ風景。
そこに座っていたのは作者の毛原さんで、
実際にこの会場に来た人と話をしたり、
それをラジオ放送で流しているという。
自分の作品をこうやって情報発信とはすごい。
「今日は最終日ですが、日が経つほどにどんどん作品が増えてくるんですよね。」
そうか。ただ作ったものを展示するのではなくて
街の空気、人々の反応、そこから来る自分の気持ちを
作品の「進化」に発展させることも一つの方法なわけか。

このイベントで街中を歩き続けたことで、
ふだん見えない風景が見えた。
そして街は歴史の流れのなかで、消えてゆく顔、
新しく生まれる顔、いろいろと変わっていく。
ただ普段の生活のなかで気がつかないことが多い。
このアートプロジェクトは自分の街を見つめ直すいい機会になったし、
最新のアートにも気軽に見ることも出来た。
プロジェクトに携わったみなさん。
本当にありがとうございました。

伊勢丹前の宮ノ越地下歩道では
「痕跡図」(千葉大学庭園デザイン学研究室・大野+生田)の撤収作業
が行われ、外はすっかり暗くなった。これにて帰宅。

毛原大樹ツイッタ―
http://twitter.com/keharafont



2010年最後のブログとなりました。
みなさん。よいお年をお迎えください。

人気ブログランキングへ