奈良・田原本へ「なぜ桃太郎?」

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(話は10月16日に戻ります。)
9日に行った近鉄田原本線の車窓から見た「桃太郎生誕の地」のことが忘れられず、
ジャーナリスト入門講座の前に確かめてみようと、再び田原本の地を訪ねることにした。
大阪から鶴橋、大和八木(特急アーバンライナーを利用)を経由して
田原本駅に着くと、街の案内図を見たがよくわからない。
そこでこの看板を見てみると、

法楽寺が桃太郎生誕の地であることがわかったが、田原本線黒田駅が最寄駅だとわかったので
西田原本から電車に飛び乗って黒田へ。

駅の通りにはたくさんの桃太郎の立て看板があった。
案内図にしたがって細い道を歩いて約10分。
広場らしき所が見えてその隣に法楽寺があった。

孝霊天皇黒田廬戸宮跡に聖徳太子によって開創されたと伝えられている」と書かれた案内板を見た時に、
吉田寺(10月12日のこのブログ参照)以上に長い歴史だなあと驚いた。
そしてこの碑があった。

桃太郎のモデルは日本書紀古事記に出てくる吉備津彦命で、
孝霊天皇の第三皇子として黒田廬戸宮で生まれたことから
ここが桃太郎生誕の地だとのこと。
それではなぜ岡山なのかといえば、
吉備津彦命は当時の山陽道へ征伐したことからいまの岡山がゆかりの地になったとのこと(四道将軍と呼ばれた)。
皇族の一人がおとぎ話の主人公になったということは意外だが、
だからこそ長い歴史のなかで語り伝えられたのかもしれない。
それにしてもスケールの大きな話だなあと本当に思った。
寺にお参りしたあと、すぐ近くの黒田大塚古墳へ。

今では公園として整備されているが、古墳のまわりは時代とともに
堀があったり道が作られたりとしながら現在に至ると
お手洗い横の紹介文に書いてあった。
ここからは電車が走る風景も見える。
それにしても、奈良に行くとごく普通の街かどの中に
悠久の歴史の跡をたくさん見ることが出来るのはおもしろい。
田原本駅にはレンタサイクルがあるので、今度行ったときは
自転車で回ってみたい。
今回はこのブログも参考にしました。
http://siongkn1.blog.ocn.ne.jp/1/2007/07/post_07e7.html
(追記)
前回紹介した「やまと花ごよみ」は
「第27回全国都市緑化ならフェア」のことでした。

田原本へ行く電車でこれを見て自分の勘違い(観光キャンペーンかと思った)
に気がつきました。
田原本線池部から徒歩15分、または近鉄大阪線五位堂から臨時バス15分の
馬見丘陵公園で11月14日まで開催中だそうです。どうもすみません。
http://www.yamatohanagoyomi.jp/
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