雨・かみなり・「袴田巌は無実だ」

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きのう彼岸の入りで母方の祖父母のお墓参りに行った。
正直いって雨の中でのお参りになるかと思ったら、
朝の内はまだ曇りのままだった。
8時に家族全員で出発して八柱霊園へ。
お墓の掃除をして花の水を取り換えたところで、パラッときた。
このまま本降りにならないでくれと思っていても雨足は強くなるばかりだ。
車から父が傘を2つ持ってきてずぶ濡れはまぬがれたが、
まだお線香はついていない。点火台(それ以外のところで火をつけるのは禁止)を見ても
ろうそくはないし、マッチもなかなかつかない。
結局お線香は断念して急きょ帰宅ということになってしまった。
おじいちゃん、おばあちゃんごめんなさい。
また改めてお墓参りに伺います。
もしも出発時間が1時間遅かったらもっと大変なことになっていただろう。
家についた時はやや小雨ぎみになっていたが、
1日中読書ばかりで家の中にいた。
以前このブログで紹介した「袴田巌は無実だ」を読了する。

袴田巌は無実だ

袴田巌は無実だ

映画「BOX」の主題となった袴田事件がどのように警察、検察の手によってねつ造されて
裁判所がそれを機械的に了解(=死刑判決)していった過程をまとめてあるが
もっとも驚いたのは、この事件より前に
静岡県警察本部は5件もの冤罪事件を起こしていて、そのうち1件は真犯人よりも
犯人とでっちあげられた人のほうに重い量刑が下されようとしていたというのだから
お話にならない。
自白に信をおく捜査と、あらかじめ警察と検察がストーリーを作っておいて
そこに無実の人物とマスコミを巧みに陥れて行くやり方は
いまでも当たり前のように行われていることには無視することができなくなる。
現在第2次再審請求が行われているが
第1次の時は、判決の理由となった「でっちあげの証拠」が弁護側によって覆されても
裁判所側は一切聞く耳をもたないようなやり方で請求を退けているのだから、
「一度検察が有罪と決め付けられたら終わり」という日本の司法の在り方に
私たちは強く「NO」といわなければいけないし、
裁判官に誘導されて検察の冤罪に手を貸すことにもなりかねない
裁判員制度の見直しを早急にやってほしいと思った。
そう考えていたところで
いすみ市大原のはだか祭りの会場で落雷が起き、けが人が出たというニュースが入った。
きょうの祭りは中止するとのこと。
一気に気温が下がったし、なんとも罪つくりな秋の空だ。
毎日jp−千葉ーの記事
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20100924ddlk12040079000c.html
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