原発をめぐる光と影・東京にて

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昨日のツイッタ―で、福島第一原子力発電所のプルマーサル起動に反対する
抗議行動が東京電力本社(千代田区内幸町)で行われるとの情報を知ったので、
きょう東電本社前へ。30分早く着いたので玄関前にはまだだれもいないので、
反対側の道路で少し動きをみていたら5分くらい前に、プラカードをもった4人が
玄関前の道路に立ち、どうするのだろうと思ったら、

休憩のために外へ出る東電社員に抗議をしてビラを配るという行動を
始めたというわけだ。

私は上の写真を撮った後、この場を出た。
本当ならいっしょにビラを持ってアジってやったほうがいいのかもしれない。
しかしもうそれでは済まなくなっている現実がそこにある。
民主党代表選やその後の組閣人事、
はては田代まさしの麻薬所持による逮捕がこれでもかとテレビのニュースやワイドショーを
賑わせているなかで、
どれだけの人が、プルマーサル起動のニュースを知っているのだろうか。
そしてこのやり方に反対している人々が電力会社に抗議にきていることを
ちゃんとマスコミは伝えるのだろうか。
現実は誰も知らないのである。
原発はすでに電力会社とマスコミのタッグで
反対が許されない世論が造られているし、
私たち電気を使う人にとっては、「電気を選べない」と言う中で
仕方なく原子力による電気を使うことを認めているのである。
原発に反対するものは電気を使う資格はないというレッテルを貼られ、
それどころか、プルマーサルに関する安全性の疑問についても
マスコミはその内実を掘り下げる報道をしないのである。
こうして真剣に原子力の安全性を考えている人々は
社会から抹殺されていくのである。
この日は東京国際フォーラムの中にある「ごはんミュージアム」で、
こんなイベントがやっていた。

青森の下北半島の産地フェアなのだが、
主催は東京電力である。
下北には六ヶ所村の核燃料のサイクル施設があるのは有名だが、
今度はその近くの東通村に新しい原子力発電所を着工準備中だということを
そのイベント会場に置かれていた東京電力のパンフレットで知った。

原発やその関連施設を誘致すれば特別交付金がもらえる上に、
電力会社がその地域おこしのためにイベントなどで協力することで
反対運動をなくしてしまうやり方だが、
こんなやり方はアンフェアだと思う。
地方分権に反する上に、原子力の今後に関して自由に議論をすることさえも
許せない世論を作る権利は電力会社にはないのである。
マスコミに期待できないのなら、自分たちで情報を集めて
おかしいものはおかしいという問題提起をしなければいけないということを
痛感させられた日であった。

参考にしたブログです
http://blog.livedoor.jp/taroufukaoa/archives/989491.html
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