森田健作千葉県知事 「完全無所属はウソ」 検察審査会でも「不起訴相当」

きのうの「日刊ゲンダイ」でやっとわかったこと。

森田健作千葉県知事が自民党の東京都第2支部長を務めていながら
選挙中に「完全無所属」と名乗って活動して当選したことは
公職選挙法に違反しているとして、9月30日に千葉地検が下した不起訴処分は不当
であると千葉第2検察審査会に市民団体が申し立てた件が13日に決定が下された。
「不起訴処分」とのことである。理由は「党派証明書が立候補したときの提出書類になかったから」だそうである。
しかし記事によると「選挙中は徹底的な政党隠しをしていたを推測できる。」「完全無所属は選挙戦略である。」
と審査会の議決内容で指摘されていて、これらのことに対する何らかの対策が必要であると結論づけているのである。
しかしこれで「不起訴」なら何の対策が施されないのは確実である。
というのも千葉県議選や一部の県内市町村議選では、
これまでにも選挙中に「無所属」で自分には自民党の党派証明書はないからだとして、
意図的に「自民隠し」の選挙活動をして選挙に勝ち
当選後は即「自民党に入党」する「政治屋」たちが跳梁跋扈しているが、
千葉政界の常識として(千葉に限らないともいわれているが)だれもおかしいと思わずに
そのままの状態にされているのだ。
その1例として今年3月に行われた県議補選(八街市
http://www.pref.chiba.lg.jp/senkan/kako/kengi-h220124.html
しかし当選した無所属候補は翌日に自民党入りしている。
http://www.pref.chiba.lg.jp/gikai/meibo00/meibo00-86.html
もし森田知事の1件が「起訴相当」となれば、
千葉政界が脱線転覆する異常事態になることがわかっているから
検察審査会千葉地検と同じ形で手心を加えたと思う。
いくら政権交代で与党が民主党に変わったとしても
自民党と司法界のつながりはとても深く
日本は「三権分立」どころか「三権癒着」の国家であることが今回の決定でも証明されたものである。
このブログを読んでいるみなさんも選挙のときは、
身近な「無所属」候補にはくれぐれも気をつけてほしい。
「民主も自民もどっちも不満」「無所属の風でこの街を変えよう」と言っている人に限って
既存権力と影で繋がっている「守旧派」「隠れ自民」である場合が多いし、1つ間違えれば
住民であるあなたが将来に渡ってとんでもないしっぺ返しを食らう可能性が高いからである。
ちなみに、この検審の決定は千葉日報チバテレビも記事にしなかった。
地元のマスメディアなら、ちゃんと知事の今後にかかわるニュースを迅速・確実に伝えてくださいよ!
納得できない!森田健作知事「不起訴」処分
http://www.news.janjan.jp/government/0910/0910071302/1.php
森田健作知事、還暦の誕生プレゼントは「不起訴処分不服申立」
http://www.news.janjan.jp/government/0912/0912134340/1.php
納得できない!森田健作知事「不起訴相当」議決
http://www.janjanblog.com/archives/10148