松戸市長選挙が終わって

昨日は深夜の開票速報を見てから書きこんだので、とりあえず結果のみを書いたが
今回の選挙は盛り上がりが今一つだなと感じていた。
新病院建設は1人、現地建て替えは2人、計画見直し派は2人と
複数乱立の中で果たして「新病院建設計画の是非を問う」意義のある選挙になるだろうか
といった不安があった。
今回当選した本郷谷氏は「現地建て替え派」を主張しながらも
民主党推薦」が足かせになるといった「逆風」の中で本当に勝てるのかと私は感じていた。
以前他のブログで書いたが、
http://www.janjanblog.com/archives/4577
民主党の関係者は(生方氏を含めて)、鳩山政権の失敗を有権者に謝罪をしてから
市長選を戦うべきではないかと思ったが、
結局民主党がやったことは自分の看板を隠し、本郷谷氏の名前を全面に押し出して
選挙カーで市内を回ったり街頭演説をしていたから
「これなら民主党推薦を返上したほうがいいんじゃないの?」
と思ったことが何度もあった。
今回の本郷谷氏の勝因について、鳩山・小沢コンビの退陣と菅政権の誕生による
民主党の支持回復がプラスに動いたとマスコミ側が解説している。100%とはいえないが多少は納得できる。
昨日の開票速報を見ていたら「住民投票を実現させる会」の代表もテレビの前に映っていたが
鳩山政権が続いていたら、わずかの差で「移転反対、現地建て替え」を望む人々の努力を
民主党がぶち壊していたと思う。(本郷谷氏と川井氏の差は約7000票。川井氏は敗戦の弁で「保守分裂が効いた」と語っている。)
今後は本郷谷新市長と基本計画を強行させようとする市役所側との対立が予想される。
また11月の市議選をにらみ、市議会各会派が新市長にどんなゆさぶりをかけてくるかがわからない。
新市長には市民との対話と、マニュフェスト実現のために何が必要であるかを
「うそのない」説明を常に果たすことを大切にしてほしいと思う。
「市政が変わる」期待を多くの市民がもっている空気をしっかりつかまえて欲しいのだ。
朝日新聞松戸市長に本郷谷氏」
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001006140001
東京新聞松戸市長選 本郷谷氏が当選」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100614/CK2010061402000076.html