福島

「宮本から君へ」控訴審で原告側敗訴「助成金交付せずは妥当」(榊英雄監督「密月」と木下ほうかの件も)

映画「宮本から君へ」の日本芸術文化振興会(芸文振) 助成金交付が出演したピエール瀧の覚せい剤所持による逮捕で 打ち切られたことに対する裁判で 3月3日、東京高等裁判所(高裁)で控訴審の判決があった。 足立哲裁判長は原告側の制作会社「スターサン…

ウーバーイーツ配達員の団交への闘いはこれからだ(東京)

「官製春闘」はもはや産別で バラバラ回答になってしまったようだが、 それでは非正規労働者はどうかというと、 ウーバーイーツ(ウーバー)の配達員が ユニオン(労働組合)をつくって 団体交渉が行えるかということで 東京都労働委員会に申し入れた 審理が…

木更津の陸自オスプレイついに8機目に そしてウクライナ侵攻が第三次世界大戦の発端に?

輸送機であるが、 使われる機会はいつ来るのか。 もしかしたらその時の日本は 「戦争のできる国」になるだろうか? オスプレイである。 3月6日の東京新聞千葉面の記事より。 防衛省北関東防衛局から木更津市に 陸上自衛隊(陸自)が導入した V22機が、1…

ウクライナでも福島でも「政治」で苦しむ「避難者」たち(東京・中日新聞社説より)

「明日のハナコよ!君は悪くない!」に続いて 再び東京(中日)新聞の社説より。 3月9日付。 「避難者の人権は画餅か」 画餅とは「絵に描いた餅」 つまりどんなに美しくても食べられないということ。 いまウクライナからポーランドやドイツなど 周辺諸国へ…

311子ども甲状腺がん裁判はじまる(福島第一原発事故)

5日に参加した福島第一原発事故に関する集会でも この関係のビラが配られた。 事故当時6歳から16歳の男女6人が 東京電力(東電)に慰謝料など 総額6億1600万円の損害賠償を求めて 東京地方裁判所(地裁)に提訴した件である。 6人の原告のうちの…

福島第一原発事故の汚染水放出に世論は「大いに」賛成していない

11年目の「3・11」を迎える中で 3月6日の東京新聞朝刊1面で この記事にくぎ付け。 3月5日に日本世論調査協会がまとめた 福島第一原発事故などの原発に関する世論調査の結果(郵送方式)を 発表した。 すると海洋に放出する政府と東京電力の計画につ…

「原発事故は終わっていない」と「青い空は」の歌(松戸・小金9条の会)

東日本大震災から11年の時が経った。 今年(2022年)はコロナ禍による まん延防止予防措置(まん防)が 3月11日まで千葉県で解除されることがないので 福島に行くことを諦めた。 そのかわりに購読している 「たんぽぽ」(松戸市民ネットワーク「松…

松戸「黄色いハンカチ」のおはなし会(3)

(つづき) 絵本と紙芝居のおはなし会が終わって 「黄色いハンカチ」のひだまりカフェは お茶(コーヒー・日本茶・こぶ茶)とお菓子を囲んで 参加者とスタッフが自由に 雑談する時間になった。 その時に私がサポート会員だということで お話を交わしてほしい…

松戸の「黄色いハンカチ」おはなし会(2)

(つづき) 東日本大震災復興支援松戸・東北交流プロジェクト 「黄色いハンカチ」のおはなし会。 10月31日(総選挙の投開票日)はハロウィンということで 絵本と紙芝居で1つづつこれにちなんだお話を紹介した。 絵本では「はしれ!カボチャ」 ポルトガ…

松戸の「黄色いハンカチ」おはなし会(1)

先月末の26日、平日だが休日のシフトにして 東日本大震災復興支援松戸・東北交流プロジェクト 「黄色いハンカチ」の 大人のためのおはなし会に行ってきた。 コロナ禍でプロジェクトが運営する 「ひだまりカフェ」がどうなっているか 気がかりだったからだ…

今週のお題「叫びたい!」誰か代わりに行ってくれ!東電原発事故裁判の控訴審!

今週のお題「叫びたい!」にちなんで、 福島第一原発事故で東京電力(東電)の旧経営陣の刑事責任を問う 裁判の控訴審に関する最新情報が訴訟団から郵送された。 21日のことだった。 福島原発刑事訴訟支援団 – 東京電力福島原発事故の真実と責任の所在を明…

台風19号被害から2年 東北から2つの報告

以前に2019年の台風15号から2年経った 地元・千葉の被災地からの状況について書いたが 千葉を襲ったあの台風から2年経って - shiraike’s blog (hatenablog.com) 13日の東京新聞の記事を読み 東北南部(神奈川・群馬も)を激しく襲った 同年の台風…

経済的に困窮で引っ越しできない自主避難者に福島県がヤクザな圧力を!

避難区域外から自主避難をせざるを得ない、 それであちこちを転々とした結果 国家公務員宿舎の東雲住宅(東京都)に入ることが出来た。 しかし、猶予期間が過ぎたの機に 出ていけ、他の公営住宅に引っ越せで迫り 家賃や条件、そして仕事が見つからず困窮して…

「上野駅公園口」で見たノンフィクション

(この書き込みは3月に行った。 公開がかなり遅れたことをお詫び申し上げます。) 雑踏から始まる。 その音は普通は聞こえない。 というより聞こうとしなければ聞こえない。 しかし、人生の最後に誰もが思いもよらない所に 身を置いたときにその全てを感じ…

福島原発事故「自主避難者」を国は救済せよ 国連人権委員会が勧告していた!

福島第一原発事故の自主避難者について 集会に参加したり、地元のプロジェクト「黄色いハンカチ」を通じて いろいろと情報を見たり聞いたりしていたが この記事を読むまで 全く知らない重大な事実があったのだ。 きのうの東京新聞特報面より。 2017年に…

汚染水処理装置(ALPS)とコロナ14日ルールで怒るべきこと

福島第一原発事故の汚染水処理問題で いままで知らなかった事実を、 きのう発売の日刊ゲンダイ(きょう発行分)を見て 政府のゴマカシに新たな怒りを。 汚染水を浄化処理させるALPSが 2013年に東京電力(東電)が導入して以来 いまだに「試験運転」…

福島第一原発事故 放射能被ばくの影響は「ない」はやっぱりウソか!

汚染水の海洋放出閣議決定に関連して、 3月10日に国連放射線影響科学委員会(アンスケア)は 福島第一原発事故による放射性物質において 被ばくの影響はないとする2020年報告を出した。 福島県は来月からこの報告の周知活動をするというが、 5日の東…

続・福島第一原発事故「おすいせん」2年後に海洋放出だってよ

きのうのブログでは福島第一原発事故の汚染水について ほかにないならやればいいでしょうと書いたが 当然ながら反対する側の意見や 根拠ある理由に基づいた「対案」が webやSNSでたくさん出ている。 しかしテレビやラジオ、新聞などは その言説をまったく…

福島第一原発事故「おすいせん」2年後に海洋放出だってよ

それしか方法がないなら やればいいでしょう。 福島第一原発事故の廃炉処理でたくさん出た 「おすいせん」こと汚染水の海洋放出。 だが条件がある。 福島沖で獲れた魚を首都圏で安く、いや 安くなくてもいいからもっと食わせろ。 これが出来なきゃ誰だって反…

石井麻木写真展「3.11からの手紙/音の声」を見た

本当なら3月の福島の旅で見る予定だった。 石井麻木さんの写真展「3.11からの手紙/音の声」。 東日本大震災・原発事故伝承館の隣にある 双葉町産業交流センターで先月6日から行われていたが、 豪雨と突風の旅でさらに寝坊もしたため、 見に行ったのは …

写真で見てほしい「原発いらない10年さようなら原発首都圏集会」

27日、日比谷公園大音楽堂で行われた さようなら原発首都圏集会に行ってきた。 13時から1時間半おこなわれた後に ここから東電本店前を通って 銀座方面のデモ行進。 集会のスピーチはkeitarou1212さんの twicasting.tvを見てもらうとして ライブ keitaro…

豪雨と突風の旅 いわき・小高・楢葉木戸(8)

(25日のブログのつづきです。度々申し訳ございません。) 書店「フルハウス」を後にして 小高からいわき行の各駅停車に乗り 予約した宿のある木戸へ向かう。 いわきから小高へ移動するときに 持っていた測定器で車内の空間線量を計ってみたが 平均して0…

聖火リレー出発も福島は「五輪祭り」から排除される!(その理由)

25日の東京新聞「こちら特報部」は 東京五輪(パラリンピック)の聖火リレーの出発する福島県は いまだ「原子力緊急事態宣言」が出ている最中だと ご存知ですかと語りかけている。 「1999年に9月に起きたJCO臨界事故(茨城県大洗町) を受けて制定…

豪雨と突風の旅 いわき・小高・楢葉木戸(7)

(きのうのブログのつづき) ついに小高駅前の書店 「フルハウス」の中に入った。 ドアを開けるとテーブルがあって カフェスペースになっていた。 11時から16時まで コーヒーが飲めたり、地元の「荒井牛乳」のアイスクリームが 味わえることが出来るそう…

豪雨と突風の旅 いわき・小高・楢葉木戸(6)

(すみません。21日のブログからのつづきです。) いわき震災伝承みらい館から バスに乗り継いで JRいわき駅についたのは13時半過ぎ。 原ノ町行の各駅停車は15時19分に発車する。 その間に駅近くの「珍味楼」で 麻婆豆腐定食で昼食をとる。 ごはん…

豪雨と突風の旅 いわき・小高・楢葉木戸(4)

(きのうのブログのつづき) いわき震災伝承みらい館で、 佐藤トミ子さんの語り部を聞き終えて 館内の展示を見る前に 一つの絵画を目にした。 企画展「姫花ちゃんのハンカチ」だった。 震災の2年前に塩屋埼灯台の絵を描いた 鈴木姫花さんは将来デザイナーに…

豪雨と突風の旅 いわき・小高・楢葉木戸(3)

(きのうのブログのつづき) いわき震災伝承みらい館の語り部、 佐藤トミ子さんは久ノ浜地区で津波に遭い 避難はしたが原発事故のために 高台にあった寺から10km以上も離れた 県立湯本高校の体育館に避難を余儀なくされ 被災者名簿の作成や避難所の運営…

豪雨と突風の旅 いわき・小高・楢葉木戸(2)

(きのうのブログのつづき) 「地震が来たときに津波が来るなんて 思わなかったんですよ。だから 揺れが収まった後に部屋の片づけをしたんです。 避難はしないでね。 倒れたテレビを元の位置に戻して つけて見たら大きな津波が来たって ニュースをやってた。…

豪雨と突風の旅 いわき・小高・楢葉木戸(1)

いやはや、天候の巡り合わせがきつい旅だった。 昨年は日帰りにした 福島・浜通りの旅。 今年は旅で使えるポイントの一部が 昨年末で切れるところを コロナの緊急事態宣言のために 今月末まで延長になったため 急きょ1泊にして宿を予約した。 もちろん体調…

福島第一原発事故を風化させないために 吉田千亜さんの場合

吉田千亜さん。 初めて知ったきっかけは 地元の東日本大震災松戸東北交流プロジェクト 「黄色いハンカチ」の総会で 様々な団体の活動パンフレットを見たときに、 埼玉県で自主避難者をサポートする 川越市のプロジェクトのを見た時に その名前を見たことから…