映画

ピエール瀧さんを覚えていますか?(沖縄慰霊の日に)

コロナがなければ、 というより緊急事態宣言がなければ いまごろ沖縄にいたはずだった。 このブログで何度も書いた 「ガマフヤー」の具志堅隆松さんは 再び県庁前でハンストに入ったとニュースを見た。 「沖縄戦の遺骨が混じった土砂を新基地建設に使わせな…

田村正和さん 突然の訃報を聞いて

きのうの夜、びっくりした。 姉がニュース速報を見たらしく 突然自分の部屋から居間に下りて この話を驚きとともに聞かせてくれた。 俳優・田村正和さんが亡くなったことを。 思えば田村正和さんのことを知ったのは 関根勤さんの「ものまね」だった。 もう一…

1年前に志村けんのファンになった10歳の女の子!

志村けんの笑いがこれからも 多くの人たちの記憶に残ってくれたらと 以前このブログで書いたら、 なんと7日のテレビ東京 「家、ついて行ってイイですか?」で なんと驚きと喜びが同時に! (練馬区のゼンエー青果店にて。) このりおちゃん(10歳)が 志…

銚子電気鉄道は「電車を止めるな!」(再訪編)

(きのうのつづき) 映画「電車を止めるな!」を見てから 1か月以上たった4月3日。 おみやげについていた 一日乗車券「弧廻手形」と 青春18きっぷ(いわき・小高・楢葉木戸の旅の残り)を使って 銚子電気鉄道を再び訪ねた。 緊急事態宣言が解除されたの…

銚子電気鉄道は「電車を止めるな!」(映画編)

映画が出来たことを知ったのは もう1年前になるが、 どこで上映されているかがわからなかったので どうしたらいいかわからなかったまま時が過ぎて ついに2月27日。 銚子電気鉄道の自社制作「電車を止めるな!」、 京成千葉中央駅の中にある 「京成ローザ…

去年に続いて緊急事態解除(?)前にまた柴又へ

こんなことが続くとは思わなかった。 コロナ禍などで1月いっぱいで閉店する 柴又の川魚料理の老舗「川甚」を見たくて 30日の土曜日、病院帰りに江戸川を越えた。 店に着くと31日まで 予約のみ受け付けているとのこと。 でも贔屓筋にちゃんと挨拶する形…

豆まきやりました【今週のお題】

今週のお題「鬼」ということで、 うちはきのう豆まきをやった。 節分の恒例の行事で 升ではなく小箱に豆をいれて 玄関先から「鬼は外、福は内」と。 深夜なので小さな声で。 (豆を撒いたときの写真を撮るのは難しい!でもやってみました。) そして本当なら…

千葉と沖縄の高校生が手紙で「交流授業」(ちむりぐさ 菜の花の沖縄日記も)

沖縄県は独自の3度目になる「コロナ」緊急事態宣言を 出したというニュースを見たが、 18日の東京新聞の千葉版では 私の母校の隣にあった、 千葉県立国府台高校(きたろうさんの母校!)と 沖縄の県立普天間高校が 手紙で沖縄の基地問題を聞いて考えると…

袴田事件・高裁へ審理差し戻しで「クリスマス」の喜びを

以前から関心を持ち続けていた「冤罪」問題。 この件について、明るいニュースが届いた。 「1966(昭和41)年に静岡県で一家4人が殺害された事件で、 死刑が確定した袴田巌さん(84)=釈放=について、 最高裁第三小法廷(林道晴裁判長)は、 裁判をやり直…

映画「おかあさんの被爆ピアノ」を見た

コロナ禍で延期がありながら 今月から公開が始まった 映画「おかあさんの被爆ピアノ」が やっと見ることが出来た。 新宿の「K’s cinema」で、10時から。 84席を半分にしてソーシャルディスタンスを保って 鑑賞をなった。当然マスクはつけたまま…

ついに完成 映画「おかあさんの被爆ピアノ」

5月上旬に 広島市でピアノ工房を営む 矢川光則さんから便りが届いた。 多くの寄付や支援によって 制作が進められていた 被爆ピアノをテーマにした 映画が完成したのだ。 「おかあさんの被爆ピアノ」 矢川さんの役を佐野史郎さんが演じ、 AKB48の武藤十…

映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」に泣いた

これが韓流映画の実力というものか。 そして最後に涙が出た。 予想外のことだった。 26日にCS放送の録画で見た 「タクシー運転手 約束は海を越えて」。 最初のシーンでは ソン・ガンホ演じる運転手の 鼻歌まじりに 民主化を叫ぶデモ隊と催涙弾を放つ軍隊…

ネットで公開中 映画「精神0」

「遠近を抱えた女」の次にネットで 観ることが出来て良かった。 想田和弘監督の最新作 「精神0」のことだ。 岡山市の大和診療所で 数多くの心の病を抱える患者たちに 向き合ってきた山本昌知医師の姿を 観察した(ありのままの全てをカメラに収める) 作品…

映画「遠近を抱えた女」をネット配信で見た

本当ならば映画館、というよりは ミニシアターで見るはずだった。 しかしコロナウイルスの影響で ネット配信を何とかアクセスさせて 観ることが出来た。 大浦信行監督の 「遠近を抱えた女」である。 東京新聞の4月29日朝刊で 知り、有給休暇をとった6日…

大林宣彦監督を偲んで

10日のニュースで 映画監督の大林宣彦さんが亡くなったことを知った。 昨年見たドキュメンタリーで 肺がんを告知、治療を続けながらも 「海辺の映画館 キネマの玉手箱」を撮影し続けたのを 知っていただけに残念なことだ。 おそらくこの作品の公開を記念し…

映画「盆唄」で思う真の復興とは

東日本大震災から 今年で9年を迎える。 いきなりではあるが、 盆歌と聞いて連想するのは、 かっての人気テレビ番組「8時だョ!全員集合」のテーマにもなった 「北海盆唄」だが、 福島にもそれがあったのだ。 3月1日にCSチャンネルで見た 映画「盆唄」…

新京成線 今度は「アナ雪」電車

以前は、 ドラゴンボールの映画版で PR電車を運転した 新京成電鉄だったが、 今度はいまでも上映中の 「アナと雪の女王2」の電車を 走らせた。 「アナ雪」に興味のない人間でも 何度もこの電車に乗れば なぜか映画を見たくなるような気分になるから この…

テラスモール松戸に2度行ったこと

去年秋にオープンしてから 行く機会のなかった テラスモール松戸に やっと行くことが出来た。 まず最初に行った2月1日のこと。 八柱駅から新松戸駅行きのバスに乗って テラスモール松戸北口のバス停に 降りるが、もう近くに店舗があって けっこう便利にな…

2020年も 松元ヒロさんに感謝を!

いやぁ、約90分があっという間だった。 時間が経ったことを忘れるほどだった。 さいたま市民会館おおみや小ホールで 25日に開かれた、 松元ヒロさんのソロライブ。 いろいろな時事ネタをたくさん見せてくれた。 安倍内閣はもう10人も閣僚が辞めている…

去年見た映画「津軽のカマリ」で受けた 生きることの「執念」

津軽三味線の初代高橋竹山。 永六輔さんの著書でその名前を知り、 やはり永さんのテレビ番組などで その演奏の時の迫力を体感して 青森・津軽の冬の寒さの中で生み出された 魂の響きに何か引きつかれるものを覚えたことがある。 昨年の12月1日、CS放送…

映画「さよならテレビ」を見た率直な感想

重々しい映画になるのだろうか。 現実の暗さばかりを見させられるのだろうか。 上映前はその不安ばかりだった。 しかし、始まってみると その不安がすぐに消えてしまった。 (見た後に購入したプログラムより) 地方局が独自に制作する地域密着のニュース番…

やっと見た映画「聖の青春」

CS放送などで放映されても、 ビデオで録画することが出来なかった 映画「聖(さとし)の青春」を 8月23日のBS朝日で放送していたのを 録画して見ることが出来た。 将棋について詳しい知識がなくても 村山聖九段(故人)が羽生善治七冠(1990年紀…

続・雨と風のあいだに(終戦敗戦記念日に寄せて)

前日のブログでは「流れる星は生きている」の 映画を見た話を書いたが、 その最中の夜に見たのは 松山善三監督第一回作品である 「名もなく貧しく美しく」だった。 戦争中に大空襲の中を逃げ回り、 耳が聞こえない中を母親が機銃掃射で殺された 戦災孤児に命…

17日深夜はNHK・Eテレで映画「ひろしま」

昨年、松戸市民会館で自主上映会があった。 そこで見た時の衝撃は大きかった。 こんなにリアルに近い 原爆投下後の広島を実写で再現したこと。 まだ戦争が終わって10年も経っていないのに これだけ物凄い映画をつくることができたことに 驚き、そこには 戦…

映画「太陽がほしい」を見てください

8月10日、大阪・九条の映画館 シネ・ヌーヴォX(エックス)はほぼ満員の客が 上映された映画の一つ一つに注目し、 そして最後には涙を浮かべる人の姿も。 「太陽がほしい」班忠義監督の作品。 監督自身が20年前から 中国人の元慰安婦、というより 日中…

京アニ事件の現場で

土曜日から新聞うずみ火の「黒田清さんと悼む集い」 に参加するため、大阪へ1泊2日の旅に出かけた。 (会場が豊中市のすてっぷホールだったので) 昨日は朝から京アニ事件の現場で追悼を捧げるため 梅田の宿から地下鉄・京阪電車を乗り継いで 六地蔵駅(宇…

ゴジラと日本国憲法の関係の変遷について(5)

(承前)伊藤宏氏の、 「ゴジラが伝える日本国憲法の意義~平和・反核・民主主義~」 を読んで、この映画の中に日本国憲法の意義と 戦後民主主義の在り方が物語の中にたくさん込められている。 その半面で最新作(海外版を除く)のシン・ゴジラは 憲法改正と…

ゴジラと日本国憲法の関係の変遷について(4)

(承前)映画「ゴジラ」は大怪獣が 東京などで大暴れをして、それに対して 人間側がいかに駆除をするのか。そして この怪獣を生み出したもの、そしてこれは 社会にいかなる警告をもたらすものなのかが テーマとしてイメージされる。まだそれだけではなく 日…

ゴジラと日本国憲法の関係の変遷について(3)

(承前)「ゴジラが伝える日本国憲法の意義~平和・反核・平和主義~」 で伊藤宏氏は、第1作(1954年)の中に 日本国憲法によってもたらされた言論の自由、 そして男女平等などによる新しい社会と息吹と 期待を伺わせる描写が出てきていることに 注目し…

ゴジラと日本国憲法の関係の変遷について(2)

(承前)ゴジラ第1作では 唯一の兵器である「オキシジェンデストロイヤー」の使用を 芹澤博士は頑なに拒み続けるが、なぜ最終的に使うことを 決めたのかについて、このシーンがあった。 「やすらぎよ 光よ 早く 還れかし 命こめて 祈る我らの このひとふし…