大阪を見てきたこと(7月10日)

関西国際空港に到着した後、

南海電車のきっぷ売り場で案内を聞く。

特急ラピートが一部運休していて

今の時間帯は空港急行を使ってくださいと言われ

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(なんばにて、12日撮影。)

それじゃ大阪の割引きっぷはどうなるのかと聞いたら

とりあえず普通になんばまで行って

大阪メトロがエンジョイエコカードを出していて

土日祝日は600円で地下鉄とシティバスに乗り放題で

お得ですよといわれたので試してみた。

便利なカード乗車券|Osaka Metro

ただし普通運賃との比較が出来なかったので

だいたいこんなところでお得かなと想像して

乗りつぶしをやってみた。

 

なんば(御堂筋線)梅田(徒歩)西梅田四つ橋線住之江公園

ここからニュートラムコスモスクエアへ、そして中央線で

堺筋本町へ、これで堺筋線に乗り換えて扇町へ行けば

会場のPLP会館に近いということになるが、

途中でうたた寝して天神橋筋六丁目へ乗り越して

また扇町へ戻っている。

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(ナビがうまく作動しなかったので少し道に迷った。天三商店街より

 東のほうにあった。)

ここに行く途中で梅田駅に途中下車したのは

阪神電鉄のカレーショップ「ミンガス」は無事かどうか

確かめたかったから。

すると驚いた。

なんと阪神百貨店阪神梅田駅)の手前の地下道が

全面的な改築工事をやっていたからだ。

「まさか串揚げの松葉に続いてあのカレーも・・・」

半ば絶望的になりながらもとあった場所へ行ってみたら

なんと少し離れたところに

新装開店していたのだ。

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阪神そば」と一緒になって先月リニューアルオープンしたそうだ。

さっそく、いつも注文している

野菜カレー並盛り・温泉卵のトッピング追加を。(合わせて960円)

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独特の白菜のピクルスが

食べ進むにつれてジワリジワリとくる深い辛さのカレーとよく合う。

そして揚げた野菜がいいアクセントになっていて

これはベストマッチだ。

これがなくなったら大阪に行く楽しみが半分減ってしまう。

本当に残ってくれて良かった。

カレーショップミンガス - サカイホームページ (ai-sakai.com)

 

それにしても「まん防」で危機をアナウンスで訴えているわりには

けっこう人通りがあって、ひょっとしたら

コロナ禍前は確かに減っているような気がするが

まぁ土曜日の昼間ということで

みんなリラックスしている感じで街中を歩いていた。

もっともオリンピックのことなど「どこ吹く風」で、

4年後に行われる万博をにらんで

街並みを大きく変えている最中なのかもしれない。

しかし会場付近の天神橋筋の商店街はあいかわずの賑わいで

飲食店も9時までの営業だが

お酒は人数制限なしで飲み放題(ただし1時間半)の店で

集いの打ち上げをみんなでやれたのは嬉しかった。

東京や千葉ではこうはいかない。

やっぱりみんなでワイワイやりながら

呑む酒が一番ウマい!

野菜肉巻き串ぐるり 天満 扇町店(南森町/居酒屋) - ぐるなび (gnavi.co.jp)

もう1年半以上前からずっと「自粛」してたんだから。

おおさか維新の会の支持が多いのは

こういう「緩和」を許しているからだろうか?

この後2次会は新聞うずみ火の編集部で

マスク着用で行われ、宿に着いたのは

22時くらいだったと思う。

でも、ぐっすり眠ることは出来た。

特急ラピート|南海電鉄 (nankai.co.jp)

 

 

 

「きのうのつづき」むのたけじとジャーナリズムの危機と新聞うずみ火と

大阪まで行ってきたことは

有意義だった。

購読している「新聞うずみ火」が

むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞の

大賞を受賞した。

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写真前列左端の人。

むのたけじさんの次男で看護専門学校講師の武野大策さん。

ちょっと紹介が遅れたが

むのさんはどういう人だったのか。

あのウイキペディアで検索すると

最初にこれが出てくる。

むのたけじ(本名:武野 武治1915年1月2日 - 2016年8月21日)は、反戦・平和を訴え続けた日本ジャーナリスト。新聞『たいまつ』を創刊、農村、農業の進路、出稼ぎ問題、農民運動の在り方、地方文化やサークル活動について追求し、「自分の言葉に自分の全体重をかける」記事を書き続けた。」

実はむのさんは戦前は朝日新聞の記者だった。

日中戦争が激化すると戦意高揚を掲げる記事を書き続けたことから

戦後に転向した朝日にはとてもいられないということで

故郷である秋田県横手市に帰郷。

そこで「たいまつ」を創刊させて

一貫して反戦平和を訴える記事を書き続けてきた。

その活動が永六輔さんなど多くの文化人に共感されて

2016年8月に101歳で亡くなったあと、

このジャーナリズム精神を次の時代に残すべく

目線は常に、

多くの人々とたくさんの地域のために

頑張っている人と団体を応援すべく

この賞が立ち上げられたというわけだ。

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むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞の多数の応募を訴える

 賛同人でさいたま新聞編集委員佐藤達哉さん。当日は83人集まった。)

 

いまやあのポンコツ総理をまともに追及せず

番記者たちも「ヤラセ質問」をやって

それで給料をもらって満足しているジャーナリストもどきが多くなった。

 

だからこそむのさんのやってきた仕事を

全国津々浦々で行い続けている

「本物」を発掘して

それを共有化させることで

「真実の報道」の火を消さないようにしていこう、

というわけである。

武野大策さんは

「うずみ火と聞いて、『たいまつ』の後継者が

 出来たと思いました。」

これは読者である私としても

本当に嬉しい。

文章が長くなるが

授賞に至る選考理由を書いて置こう。

 

「創刊して15年を迎える、

 大阪・関西で発行しているB5版32ページの地域紙です。

 ジャーナリストの故黒田清さんの

 反戦・反差別の意志を受け継いで発行しているものです。

 大阪都市構想(大阪都構想のこと。私の付け足し)、

 大阪市立十三市民病院のコロナ専門病院化などの

 地域問題ばかりでなく、日本学術会議任命問題、

 徴用工問題など、地域を越えた問題も独自の視点で

 扱っています。

 一面から数ページは2名いる社員がそのとき注目されていることを

 取材して書いて、新聞の立場を明らかにしています。

 この地域的土着性と政治的全国性を持ち、

 2人の記者の専門的取材能力が卓越している事が

 評価されました。

 また、応募された地域紙の中で、

 内容も、分量もずば抜けて多いことも特筆されます。」

 

その記者の一人、

代表の矢野宏さんは

「これは長年続けてきたことに対する

 ご褒美だと思います。

 黒田さんは言いました。

 いい新聞にはいい読者がついてくる。

 うずみ火はいい読者が支えてくれたと思います。」

ほんとうに、おめでとうございます!

 

「第3回むのたけじ賞」受賞式で大賞に新聞うずみ火 「努力賞であり、激励の賞」矢野あいさつ (uzumibinews.com)

「むのたけじ賞」作品応募の集い 講演やシンポも 10日大阪で /兵庫 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

 

 

  

 

 

 

 

佐高信さんありがとうございます

「(東京)オリンピックを止められなければ
  戦争を止めることはできない。」
 きのう、 佐高信さんが訴えていた言葉のひとつだ。
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大阪PLP会館で行われた、
むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞受賞の集い。
私が購読している「新聞うずみ火」が今年度の大賞を受賞したことで
この賞を主催する共同代表のひとりである佐高さんの講演を
聴くことができたが、
とにかく鋭い言葉ばかりだった。
「批判されたら言論で反論すべきだ。」
当たり前の言葉であるが
佐高さんは佐藤優氏を
講演のギャラについて指摘したら訴えられてしまった。
言行不一致というわけだ。
news.yahoo.co.jp

混迷を続ける巨大企業・東芝
この大元は修養団にある。
大企業の社員がこぞって
ここで研修する。
滝に打たれるなどして
精神力を鍛える。
「バカになって行動する力を身につける。」
www.shibusawa.or.jp

その結果が社内に出来た秘密結社・扇会だった。
労働者として法律で保証されている権利を主張したり
職場の融和のために先輩後輩などとの交流を深めるだけでも
人事部に密告されパージを受ける。それを行っているのが扇会。
会社のみならず労働組合も支配され、不健全な社員として
東芝から抹殺されるのだ。
佐高さんは、連合が労働組合として当たり前の仕事をせずに
野党共闘にちょつかいを出して
ぶっ壊そうとしているのは
扇会から始まっている。それも40年以上前からのこと。
だれも批判しないことから
東芝の崩壊が始まったということだ。
www.nikkan-gendai.com


まともな批判が許されない社会はまともではない結果を生み出す。
あの時の戦争がそうだったように今回の東京五輪もドタバタも
批判が許されないことから始まっている。
佐高さんの指摘はまさに
的を射たものばかりだったのだ。
ありがとうございました。
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(当日集いの最後に記念撮影。写真左から2番目が佐高信さん。)
gendai.ismedia.jp

五輪無観客と合唱団プログラム変更で「とにかく大忙し」状態に

東京都に再び「非常事態宣言」が発動されて

オリンピックは無観客で行うことが

決まったようだ。

東京五輪「無観客」海外にも衝撃 「納税者に深刻打撃」「秋の総選挙を考慮」 (msn.com)

はっきりいってこんな状態の中で

観客をいれてやることが異常なのだ。

ロックインジャパン」だって

地元の医師会の要望で中止に追い込まれた。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021開催中止に関して、皆さんにお伝えしたいこと | ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021 (rijfes.jp)

オリンピックだって同じであるはずだ。

もはやコロナ禍で特別扱いされることが

おかしいというのが正常な人間の感覚なのだ。

いまの政府を含む「五者協議」の当事者の

感覚がおかしいのだ。

それだけではない。

自由な風の歌合唱団の練習の一時中止が決まり

これで本番のプログラムも変更。

2年前の「鳥の歌」の合唱の映像に併せて

合唱をすることになり

新曲はやらないことになった。

残念ではあるが練習不足で

舞台に上がることは許されない。

 

でも、9月17日に

コンサートで歌うことへの望みは捨てていない。

 

もうオリンピックのことは

ちゃんと払い戻しをやってくれれば良いのだから。

仲間同士で喜びと感動を共有できる場はたくさんあるのだから。

ということで

きょう、「新聞うずみ火」の

むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞受賞の集いに

参加するため、大阪に行って参ります。

 

もちろん、感染対策を万全を期して

ですよ!

 

七夕にも「コロナ禍をなんとかしてくれ」 - shiraike’s blog (hatenablog.com)

五輪無観客開催で都が学校連携観戦プログラムの中止を学校に通知:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

新聞うずみ火に「第3回 むのたけじ賞」大賞 「地域的土着性と政治的全国性」を評価 (uzumibinews.com)

赤坂で食べた台湾の「ハチノス麺」

8日、雨の中を健康診察にいった。

職場で入っている健保組合のセンターが

赤坂にあるので遠出になったが

人間ドックではないので

そんなに負担はかからなかった。

結果が出るのは3週間後になるので

ひとまずは後に置いとくことにした。

体調が悪いどころか

腹が減ってセンターを出たあと、

近くで早いうちに昼食をということで

山王下交差点からTBS・赤坂駅への道すがらで

見つけたのが

「三商巧福」という、台湾のファーストフードらしき店。

むこうでポピュラーな「牛肉麺」や「豚角煮飯」とかがあったが

「ハチノス麺」というのがあったので

今回はこれで、初挑戦だ。

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焼肉屋でなければ食べられない

牛の胃のひとつ「ハチノス」が醤油味の煮込みで乗っかっている。

麺は細い平打ちで、スープは八角の香りがする中華テイストだが

とてもあっさりしていて暑くても箸が進む味だ。

備え付けの豆板醤を少し入れると

辛さとニンニク味のアクセントがよく合って

見事な「味変」になった。

ランチセットでご飯のほかに小皿一品がサービス。

そこで「豚ミミガー」をチョイス。

いつもなら沖縄で食べるのだが今年はダメだったから。

このミミガーも醤油煮であっさりとしていて

ご飯にかけて食べると最高の味だった。

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しかも高菜も容器にたっぷりと。

これもご飯にしっかりとかけて。

ほどよい塩加減でいくらでも食べられる。

野菜不足を補うには最適だ。

それにしてもコッテリ味の中華のイメージを覆す

麺の味はやみつきになりそうだ。

 

また赤坂にいったら食べよう。

こんどは牛肉麺を。

地下鉄に乗る前に「やまや」に寄ったら

台湾のパイナップル・マンゴー・ライチのビールが

売っていたので購入。

これもまた良し。

 

三商巧福 | 台灣牛肉麵 (3375.com.tw)

 

3回のホットラインが生かせなかったのか!熱海伊豆山の土石流被害!

きのうに続く形で

熱海・伊豆山地区の土石流災害のこと。

建設残土をもち込んだことや

メガソーラーをつくったのが悪いとか

ネット上ではいろいろと意見を戦わせているようだが

私がもっとも気になったこと。

それはいつ「避難命令が出されていたのか」ということ。

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「危険度最高」避難に生かせず 気象庁OB「市にもっとプッシュできていれば…」<熱海土石流>:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

7日の東京新聞朝刊2面の「核心」

ここでは2日に熱海市を含む

神奈川県から静岡県を襲った集中豪雨(線状降水帯)から

3日の伊豆山の土石流直前までの

静岡地方気象台熱海市との「ホットライン」について

検証している。

 

最初のホットラインは

2日の7時40分頃で「土石災害警戒情報を出す可能性」。

2回目は12時29分。

「まもなく警戒警報を出す。」「避難指示を検討するような状況。」

その1分後に土石災害警戒情報が出る。

この時に熱海市は伊豆山地区に避難指示を出しても

おかしくないと思うのだが、

翌日の深夜3時に

気象台が土石災害の危険度最高「極めて危険」と出したのに

ホットラインは使われなかった。

そして夜が明けた9時4分に

3回目のホットラインがあったが、

なんと「雨は一時弱まるが土壌の水分は多い」

「引き続き厳重な警戒は必要」

の程度しか流さなかった。

土石流が発生したのは

それから約1時間半あとの10時30分過ぎになる。

さらにもうひとつ、

静岡地方気象台の「キキクル」では

3日の深夜2時20分の時点で

熱海市から伊豆半島を突き抜けて

三島・沼津・富士・静岡市まで

極めて土石災害の危険が高い

「濃い紫色」に染まっていた。

 

つまり熱海市は2日の時点で

避難指示を出せるチャンスがあったのにもかかわらず

それを見送って、3日の朝のホットラインで

引き続き警戒のレベルでの情報を真に受けて

土石災害の危険性が高かったことを

認識していなかったということになるし、

気象台も3日深夜の時点で危険だとわかっていながら

熱海市に情報を流せなかった事実も重要視できる。

 

「ただちに避難させるべきだった。

 気象台もプッシュした方がよかった。

 市との意思疎通はどうだったのか。」

「(土石災害の危険など)

 発表される情報の種類が多く(情報新設などで)

 変わり過ぎ。かゆいところに手が届かない。

 今回の濃い紫は、私がいたらもちろん市役所に行き

 絶対(避難を)プッシュする。

 そこで人間が必要。最後は人と人です。」

このコメントは以前あった網代測候所の元所長

平沼洋司さん(77歳・記事より)

伊豆半島地震が多いことから

測候所と市役所の職員の関係は密接で顔が見える関係だったと。

しかし測候所は2003年、人員削減と業務効率化を理由に

廃止された。

となれば、深夜に気象台が情報を流しても

熱海市に強力な「避難指示の必要性」をプッシュすることは

出来なかったのも仕方はないと解釈できるが

これでは人員削減で保健所をなくしたら

コロナの大量感染に行政が全く対応できないのと

同じになってしまったということではないか。

 

今回の惨劇で行方不明者が多いことから

64名の住民の名前を熱海市は公開したが

やはり一番やるべきだったのは

躊躇なき避難指示とそのために

昼夜を問わない「備え」への対応ではなかったのか。

これは熱海市の問題だけではないのだ。

きのうの朝、島根の松江・出雲・雲南市

豪雨に伴う避難指示を出している。

から振りに終わっても

住民の命を一番に考える姿勢を出したのは

大いに評価できる対応だった。

法律の改正で避難から「勧告」がなくなった以上、

指示を確実に早く出せるか、

そして住民である私たちはその情報を確実に受け止めて

「命を守る行動」へ迅速に動き出せるか。

高齢化社会という現実の中で

みんなが問われる最大の課題なのである。

 

島根・鳥取で記録的大雨、48万人に避難指示:朝日新聞デジタル (asahi.com)

 

 熱海、流出の土砂は主に盛り土か 土木学会が現地調査:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

 

 

 

 

 

 

 

飲酒運転事故が起こった道に「歩道」は出来るのか?(千葉・八街)

いまでは熱海の土石流災害に関心が集まり

ほとんど続報が伝えられないが、

(犠牲を負った方に哀悼の意を表すとともに

 被害を受けた方々に謹んでお見舞い申し上げます。)

先週は千葉県八街市で起きた

飲酒運転のトラックが通学途中の児童を死傷させた

事故のニュースが大きな話題を集めた。

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この事態に菅義偉首相が現地を視察し

同行した八街市長が「歩道を設置したい」と言ったのを聞いて

「全面的に協力するので早くしてほしい」と。

しかし本当にすんなりとガードレールつきの歩道が出来るのか。

児童5人死傷事故 トラック 電柱衝突後40m進み停止 飲酒影響か | 事故 | NHKニュース

ニュースサイトの写真を見ると対面通行で

比較的広い道(ただし片側一車線)なので出来ないことではないが、

きのう発売の日刊ゲンダイ(7日付)で

ジャーナリストの立岩陽一郎氏は

なぜいままで歩道が設置されなかったことに

報道する側が切り込んで欲しいと。

「5年前の何を教訓にしたのか」被害者家族が怒り 千葉・八街では過去にも児童4人が重軽傷の事故:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

確かにテレビのワイドショーのみならず

新聞報道も、加害者が飲酒運転をたびたびやっていたことばかり

強調して連日報じていた。

 

私の家のそばの道はかって近くの高校や中学校の通学路だった。

車があまり通らないので歩道はないが

かえってそれが安全らしく、平日の朝は学生たちが通るのを

よく部屋の窓ごしに見かけた。

しかし近くで区画整理が行われてから

通学の風景が消えた。

歩道がついた新しい道が安全で近道になったからだ。

しかし、その道を通り抜けた十字路で

自転車と車との対面事故が起きた。

人のみならず車が頻繁に新しい道を通るようになったからだ。

もしも飲酒運転の車が通学もしくは帰宅の時間帯に暴走していたら

大惨事になってもおかしくない。

なぜならこの十字路は私たち一家が

いまの家に引っ越しする前から

歩道がないからだ。

連休初日の交通事故 - shiraike’s blog (hatenablog.com)

 

立岩氏によるとアメリカでは

小学生の通学はスクールバスが当たり前だが

児童がバスから乗り降りするときは

後方の車は必ず止まり追い越し禁止、

さらに対向車線の車も止まる。

ちゃんと遮断機が降りるようになっているからだ。

 

「日本でも登下校にバスを使えと言っている

 わけではない。短絡的な経済効率を優先させて

 児童を危険にさらすことは許されないということだ。

 アメリカが完璧なわけではないが、

 少なくとも日本よりは対策はとられている。」

 

と立岩氏はこう文を結んでいるが

学校側は児童が大きなショックを受けているということで

学校が再開した1日に

事故現場近くの希望する児童のために

臨時のスクールバスを走らせたという情報も入った。

この子たちの悲しみに大人たちがきちんと答えられるかは

まだこれからの話になる。

 

最後に、八街と熱海伊豆山地区で

犠牲を負った方に哀悼の意を表すとともに

被害を受けた方々に謹んでお見舞い申し上げます。

 

 

手つなぎ、背を支えられ登校 八街児童5人死傷 現場付近、バスで通過:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

【写真まとめ】熱海で土石流 東海・関東の大雨災害:朝日新聞デジタル (asahi.com)